皆さま、こんばんは。
ブログ執筆のサマンサ=サムです。
映画『ザ・シークレットガーデン』を通して
お洋服についての歴史や知識を皆さんにお伝えしていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=wjlcuBQjCe8
映画が気になった人は↑のURLをクリック!
本日はちょっぴり趣向を変えていきましょう。
メアリーの使用人(つまりメイドさん)の『マーサ』に焦点を当てて
【メイドとその制服】についてお話ししていくとします。
メイド服なんてそうそう着ないですよね(笑)
そもそも、メイドって?
- メイド・・・家庭内労働(掃除、洗濯、炊事)を行う使用人の事。女性の社会進出に伴い、徐々に衰退していきました。
語源は『maiden』・・・乙女、未婚の女性という意味
昔、若い女性が結婚前には奉公(花嫁修業)に出されていたことに由来しています。今では未婚や既婚に関わらず、あくまでも職種を意味しています。
裕福な家の象徴(ステータスシンボル)であったメイド
映画の時代背景でもある20世紀初頭のイギリスでは、使用人を雇うことは
『自分たちはお金持ちだぞ!』というステータスシンボルだったそうです。【ヴィクトリア朝時代(19世紀後半)から誕生した文化?】
なので劇中、舞台となっている屋敷の中にもたくさんの使用人たちが登場します。(実は牧童のディコンも使用人の1人でした!)
裕福であれば、あるほど沢山の使用人を屋敷で抱えていたそうです。
また彼女達には役職ごとに呼び名があり、階級がありました。
上級使用人
- 家政婦(ハウスキーパー)・・・ほとんどのメイドを取り仕切る。屋敷や鍵の管理を任されている。
- 料理人(コック)・・・厨房の責任者。家政婦の管理下にいない。
- 侍女(レディースメイド)・・・レディの一切の身の回りの世話をする。
- 乳母(ナース)・・・子供の躾をする。
下級使用人
- 家女中(ハウスメイド)・・・いわゆるメイド、特にこれといった専門担当を持たず、家中の仕事をひととおりこなす。最も一般的な種類のメイドです。
- 客間女中(パーラーメイド)・・・給仕と来客の取次ぎ、接客を専門職とする。
- 台所女中(キッチンメイド)・・・コックのもとで働くメイド。
- 雑役女中(メイド・オブ・オールワーク)・・・上記の業務を一人で行う。
映画に登場するマーサは、メアリーの身の回りの世話をしている事から『侍女』だったのではないかと推測されます。
(あくまで私の推測です・・・違っているかもしれません(^^;))
いかがです?
こうしてみると、メイドにも多くの種類がある事が分かりましたよね。
ただ、可愛い(衣装を着ている)だけじゃなくしっかりと仕事の出来るエキスパートな皆さんです!
今回は長くなってしまったので、この辺で(-_-;)
次回は本題の『メイド服 』についてお伝えしていきます。
それではみなさん、またお会いしましょ~う。